白いトップスを手に取ったのに、鏡の前で少し迷う朝がある。
着たい気持ちはあるのに、下に着るものの色が気になって、また別の服へ手を伸ばしかける。
白い服を諦める前に、色の組み合わせを試す

そんな朝は、白いトップスをいったん戻す前に、スキンベージュのブラトップと合わせてみる。
鏡の前に立つと、気になっていたのは服そのものではなく、下に着る色だったのかもしれないと思う。
白い生地越しに見える色が肌になじむだけで、トップスの印象は思っていたよりすっきりして見えた。
「これなら、気にならないかも…」
さっきまで着るのを迷っていた一着を、その日の服として考えられるようになる。
自然光の中で「これなら着られそう」に変わる

室内の鏡でよさそうに見えたら、窓際へ。朝の光の中では、白い生地の見え方が少し変わる。
正面を見たあと、体を横に向け、肩越しに背中側も映してみる。何度も生地を引っぱるのではなく、いつもどおり立ったときの見え方を確かめるだけ。
明るい場所でも、心配していたほど色は目立たない。鏡の前に立つ時間が、迷うための時間から、今日の服を決める時間へ変わっていく。
「これなら着て出かけられそう」
欲しかったのは、新しい白い服ではなく、手持ちの白い服を迷わず選べる朝だったのかもしれない。
避けていた一着が、今日の外出着になる

白いトップスにデニムを合わせ、バッグを手に取る。アクセサリーを足すか、靴はどれにするか。気持ちはもう、透け感の心配より、その日の着こなしへ向かっている。
新しい服を買ったわけではない。
それでも、クローゼットの中で眠っていた一着を今日選べるだけで、手持ちの服が少し新しく見える。
白いシャツだけではない。薄手のカットソーや淡い色のブラウスにも、もう一度手を伸ばしてみたくなる。
着られないと思っていた服の中に、まだ選べるものがある。その発見が、いつもの朝を少し軽くする。
次に白や淡い色のトップスを着る朝は、スキンベージュのブラトップと合わせて、鏡と自然光で見え方を確かめてみよう。