湯気の残る浴室で、ボディケアを始める前にひと呼吸。手に取ったボディスムーザーは、思っていたよりもしっかりとした固さだ。
すぐ肌へ伸ばすのではなく、まずは手のひらで触れてみる。いつものお風呂に、少しだけ手を動かす時間が加わる。
手のひらで練るところから、ボディケアが始まる

マスカット1個分ほどを手に取ったら、ぬるま湯をほんの少し。両手のひらを合わせて、ゆっくり練っていく。
お湯を足しては、指先で感触を確かめる。まだ固いと思えば、また少しだけ。手を動かすうちに、最初のしっかりとしたペーストが少しずつ扱いやすい状態へ変わっていく。
ボディケアなのに、肌へ使う前から自分で加減する時間がある。そのひと手間が、いつものお風呂にちょっとした楽しみをつくってくれる。
水分を少しずつ足して、好みの柔らかさを探す

練っているうちに、固かったペーストが少しずつ手になじんでくる。水分の量や手の温度によって感触が変わるから、毎回ぴたりと同じになるとは限らない。
「今日は、このくらいかな」
指ですくってみたり、手のひらで広げてみたり。もう少し柔らかくするか、このまま使うかを、自分の感触で決めていく。
少し水を足して、もう一度触ってみる。さっきより広げやすそうなら、今日はここまで。正解を測るのではなく、手の中で頃合いを見つけるところに、このボディケアならではの面白さがある。
自分で整えた感触を、そのまま肌で確かめる

「これなら使いやすそう」と思えたところで、ようやく肌へ。
さっきまで手のひらで確かめていたペーストを、そのままボディケアに使ってみる。自分で水分を足し、止めどきを決めたぶん、使っている最中にも自然と感触へ意識が向く。
「次は、もう少し水を少なめにしてみようかな」
今日より少し固めにするか、反対にもう少し柔らかくするか。同じペーストでも、自分の水加減で次の試し方が残っている。
使い終わるころには、次のお風呂でどのくらいに練ろうかと、もう一度手に取りたくなる余地が生まれている。
次のお風呂では、水やぬるま湯を少しずつ加えながら、自分好みの柔らかさを探してみたい。手の中で感触が変わっていく、そんなボディケアならではのひと手間を試してみたくなる。