出かける前、アクセサリーを選ぶ時間。いつものように手持ちのネックレスを一本つけてみると、それだけで十分な気もする。
でも今日は、そこへ細いネックレスをもう一本。大きく印象を変えるつもりはなく、ただ少し重ねてみる。鏡の前で見ると、見慣れていたはずの一本が、いつもとは少し違って見えた。
いつものネックレスに一本重ねると、見慣れた印象が少し変わる

普段よく使うペンダントの上に、華奢なネックレスを一本重ねてみる。
細いチェーンがもう一本加わっただけなのに、目に入る輪郭が少し変わる。ペンダントの存在感はそのままに、そのまわりに細い線が増えて、いつもの組み合わせより少しだけ奥行きが出たように見える。
「これくらいなら、重ねてもいいかも」
鏡を見ながら、チェーンの位置を指先で少し整える。主張の強いモチーフがないぶん、もともとつけていたネックレスが隠れず、そのまま主役でいてくれる。
鏡を見ているうちに、いつも単独でつけていたネックレスにも、別の組み合わせを試してみたくなる。
長さや組み合わせを変えながら、自分にしっくりくる重ね方を探す

そのまま少し長さをずらしてみる。
二本の位置が近いとまとまりがよく見え、少し間をあけると、それぞれの輪郭がはっきりする。ほんの数センチ違うだけでも、鏡に映る印象は意外と変わる。

次は、手持ちの別のネックレスと合わせてみる。チェーンの質感やペンダントの大きさが変わると、同じ細いネックレスでも見え方が少し違う。
どれが正解というわけではない。ひとつ試して、鏡を見る。少しずらして、また見る。
その繰り返しの中で、「今日はこれがいい」と思える組み合わせがひとつ見つかる。
いつものネックレスにも、まだ試していない組み合わせがあるかもしれない。手持ちの一本に華奢なネックレスを重ねたら、鏡の前で長さを少しずつ動かしながら、しっくりくる位置を探してみたい。