新しい石けんを開けると、そのまま浴室へ持っていきたくなる。けれど今回は、少しだけ寄り道。ハンカチやタオルをしまっている引き出しに入れて、使い始める前の数日も楽しんでみる。
引き出しを開けるたび、石けんの香りを楽しむ

石けんを箱から出したら、ハンカチのそばにそっと置いて引き出しを閉める。それだけで準備は終わり。
翌朝、ハンカチを取り出そうと引き出しを開けると、いつもとは違う香りに気づく。ふわりとしたみずみずしい香りに、「あ、石けんを入れていたんだった」と思い出す。
わざわざ香りを楽しむための時間をつくらなくても、ハンカチを選ぶ、タオルを取り出す、そんな普段の動作の途中に香りが現れるのが面白い。
数日たつころには、引き出しを開けること自体が少し楽しみになっている。まだ一度も水に触れていない石けんなのに、すでに何度もその香りを楽しんでいる。
香りを楽しんだ石けんを、今度はお風呂で使う

引き出しでの役目を終えたら、石けんを浴室へ。
これまでハンカチを取り出すたびに感じていた香りが、今度はいつもの入浴の場面に移る。同じ石けんなのに、置く場所と使い方が変わると、また違う時間にその香りと出会える。
新品の石けんは、開けたらすぐ使うもの。そう思っていたけれど、急いで使い始めなくてもいいのかもしれない。
引き出しで何度も香りを楽しんだ石けんを、今度はいつものようにお風呂で使う。使い始める前の数日まで、ちゃんとこの石けんを楽しんだ気がする。
次に新しい石けんを開けたら、数日だけハンカチやタオルの引き出しへ。まずは香りを楽しんでから、お風呂で使ってみたい。どんな石けんなのか、少し気になってくる。