一日の終わり、いつものようにお風呂へ。今日はすぐに体を洗い始めず、石けんを手に取って、泡ができていく時間を少しだけ楽しんでみる。
いつもより少し丁寧に、泡が育つ時間を楽しむ

濡らした石けんを手の中で転がし、少しずつ泡を増やしていく。
最初はさらりとしていた泡が、手を動かすうちに細かくなり、だんだんとまとまりが出てくる。もう少しだけ、と続けていると、いつもなら気に留めない泡立てに妙に夢中になっている自分に気づく。
手を動かしているうちに、泡は細かく、ふんわりと量を増していく。手のひらにたまった泡を眺めたり、指先で触れてみたりしていると、「洗うための準備」だったはずの時間が、いつの間にか今日のお風呂の楽しみになっている。
急いで済ませなくてもいい。そんな余白が、いつもの動作の中にもあったのだ。
できた泡に触れると、いつものお風呂が少し変わる

十分に泡ができたら、そのまま体へ。
手のひらにのせた泡のやわらかな感触に、自然と意識が向く。動かすたびにふわりと香りも感じられて、さっきまで泡を作っていた時間が、そのまま洗う時間へ続いていくようだ。
普段なら次の動作へさっさと進んでしまうところで、今日は少しだけ泡に触れていたくなる。
「ちゃんといい泡ができたな」。
そんな小さな満足があると、いつもならさっと通り過ぎる洗う時間にも、もう少し意識が向く。さっき自分で作った泡だから、触れている時間まで少し面白く感じられる。
泡立てるひと手間が、次のお風呂の楽しみになる

お風呂を出る頃には、もう泡のことを考え続けているわけではない。
けれど、次に石けんを手にしたとき、今日の細かな泡をふと思い出しそうだ。
毎日ほとんど同じように繰り返しているお風呂にも、まだ遊べるところがあった。泡を作って、触れてみる。そのくらいのひと手間なら、また気が向いた夜にやってみたい。
次のお風呂では、すぐに洗い始めず、石けんをいつもより少し長めに泡立ててみる。きめ細かな泡の感触を楽しみたくなったら。
まずは、どんな石けんなのかチェックしてみよう。