休日の夕食にステーキを焼くなら、いつものソースを用意せずに食べてみるのもいい。
焼き上がった肉を皿にのせ、まず手に取るのは塩だけ。最初から味を決めてしまわず、一口ずつ確かめながら食べていく。そんなシンプルなやり方で、いつものステーキが少し違って見えてくる。
まずは塩だけ。赤身そのものの味を確かめてみる

焼き上がったヒレに、塩をひとつまみ。

ひと口分を切り分け、そのまま口へ運ぶ。ソースの味が重ならないぶん、最初に意識が向くのは肉そのものだ。
今回使うのは、赤身の旨味を楽しみやすいアルゼンチン産の牛ヒレ。塩だけで食べてみると、「このままでも、もう少し食べてみたい」と思える。
胡椒やガーリックを足しながら、自分の好きな味を探す

塩だけの一口を食べたら、次は胡椒を少し。
ぴりっとした香りが加わると、さっきとはまた違う印象になる。さらに次の一口にはガーリックを合わせてみる。同じステーキなのに、皿の上で少しずつ表情が変わっていく。
「塩だけもいいけれど、胡椒を足したくらいが好きかも」
そんなふうに、自分の好みを考えながら食べる時間。最初から完成した味を決めておかなくても、一口ずつ試しながら選べばいい。
ソースを作らないぶん、準備も増えない。
次にステーキを食べるときは、最初の一口だけソースをかけず、塩だけで。
そこから少しずつ味を足していけば、自分が好きな食べ方も見つかるかもしれない。