元日の朝、家族で囲むおせち。今年は少しだけ選び方を変えて、まだ誰も行ったことのない料亭が監修したものを選んでみた。
食卓に重箱を広げると、「このお店、どんなところなんだろう」と、食べる前からその店のことまで少し気になってくる。
行ったことのない料亭のおせちを、元日の食卓で味わう

ふたを開けると、重箱いっぱいに並んだ料理に家族の視線が集まった。
「これから食べてみようかな」
「私はこっちが気になる」
いつものように好きなものへ箸を伸ばしながらも、今日はその料理を監修した店のことをまだ誰もよく知らない。それだけで、一品を選ぶ時間にも少しだけ好奇心が混じる。
わざわざ店まで出かけなくても、こうして知らない料亭の料理を家で囲める。全国の料亭や名店が監修したおせちを選んだからこそ、いつもの正月とは少し違う入口ができた。
遠くへ出かける予定を立てるわけでもない。元日の朝、家族で重箱を囲むいつもの時間に、「知らない店を味わってみる」という楽しみが一つ加わった。
料理をきっかけに、料亭やその土地の話が広がる

食事が進むにつれて、最初は「どれを食べる?」だった会話が少しずつ変わっていく。
「この味、店ではどんな料理に使っているんだろう」
「この料亭って、どこにあるんだっけ」
誰かのひと言をきっかけに、今まで縁のなかった店のことが気になり始める。その土地の名前を聞けば、「そこって何が有名なんだろう」と次の話題まで出てくる。
おせちを食べながら、話題はいつの間にか知らない店や街のことへ。
有名な場所だから行きたい、という順番ではなく、食べた料理が気になって、その店や土地にも興味が向く。そんな出会い方も面白い。
食べ終えたあとに、「いつか行ってみたい場所」が残る

重箱の中が少しずつ空いてきても、さっき話していた料亭のことはまだ気になっている。
食後に店のことを見てみると、どんな場所にあり、普段はどんな料理を出しているのかが少しずつ分かってくる。
「近くへ行くことがあったら寄ってみたいね」
食べる前までは名前すらよく知らなかった店が、いつの間にか行ってみたい場所の候補になっている。
お正月に食べた一品をきっかけに、それまで知らなかった店や土地の名前が、少し身近なものとして頭に残った。
今年のお正月は、気になる料亭や土地を一つ思い浮かべながら、どんなおせちがあるのか家族で見てみるところから始めてみたい。