帰省した日は料理を頑張らず、みんな同時に席につく正月にする

元日の自宅で家族4人が重箱のおせちを囲み、全員そろって食事と会話をしている。

久しぶりに家族がそろう正月。にぎやかな声が食卓から聞こえていても、誰か一人は台所と行ったり来たりしていることがある。

今年はその時間を少し減らして、最初からみんなで席についてみる。

家族みんなで、最初から食卓につく

元日の食卓で家族4人が盛り付け済みのおせちを前に全員席につき、食事を始めようとしている。

元日の食卓に並べるのは、すでに盛り付けられたおせち。重箱を開けて食卓へ出し、取り皿や箸をそろえたら、家族もそれぞれ席につく。

「じゃあ、食べようか」

声をかけた人も、そのまま席にいる。誰かが料理を仕上げるのを待つこともなく、四人そろって最初の一品に箸を伸ばした。

いつもなら聞こえてきそうな「先に食べてて」のひと言も、今日はない。追加の調理をせず、そのまま取り分けられるおせちだから、食事の始まりまでみんな一緒だ。

料理が並んでいること以上に、最初から全員の顔が食卓にそろっている。その光景が、いつもの正月とは少し違って見える。

席を立たないだけで、会話がゆっくり続いていく

食べかけのおせちを囲み、家族4人が席についたまま互いの顔を見て会話を続けている。

食事が進むと、話題は近況から昔の話へ移っていく。

「そういえば、去年あれどうなったの?」
「ああ、あれね」

誰かが話し始めれば、向かいの人が答え、隣から別の話も加わる。途中で料理を取りに立つ人はいない。

重箱から好きなものを取り分けながら話し、湯飲みに手を添えたまま耳を傾ける。聞いていた人が、今度は話し始める。食卓の会話に、四人ともずっと居合わせている。

気づけば、おせちもだいぶ減っていた。それでも話はまだ途中。誰かが席を立つ気配もなく、そのまま次の話題へ移っていく。

正月は、料理より一緒にいる時間を優先してみる

おせちをほぼ食べ終えた食卓で、家族4人が席に残り、湯飲みを手にしながら会話を続けている。

食事の終盤。重箱には少し料理が残り、取り皿には食べ終えた跡。箸を置いた人もいれば、湯飲みを片手に話を続けている人もいる。

振り返ってみれば、特別なことをしたわけではない。ただ、食事の始まりからみんなが同じ席にいただけだ。

「先に食べてて」と言う人も、途中で何度も台所へ向かう人もいなかった。そのぶん、食べ終わりが近づいても会話はまだ続いている。

正月らしい料理を囲みながら、用意する人と待つ人に分かれない。家族が集まる日には、そんな食卓もいい。

次の正月は、みんなで最初から食卓を囲めるように、追加調理のいらないおせちを選んでみる。