年末が近づくと、そろそろ気になり始めるお正月の準備。ある日の夕食後、家族がそろったところで、おせちの候補を眺めてみる。
「今年はどれにする?」。そんな一言から、少し早いお正月の楽しみが始まった。
「今年のおせち、どうする?」から家族の相談が始まる

テーブルの上にスマートフォンを置いて、おせちの写真を家族で眺める。
「去年と同じ感じもいいけど、今年は違うのにしてみる?」
何気なく聞いてみると、「これは何が入ってるの?」「こっちもおいしそう」と、思った以上に声が上がった。
普段なら誰か一人が決めてしまいそうな正月のおせち。でも、写真を囲んでみると、それだけでちょっとした相談の時間になる。
まだ年末なのに、話しているのはもう元日の食卓のこと。「これ、みんな好きそう」「おじいちゃんはこっちかな」と、食べる人の顔まで浮かんでくる。
おせちを決めるだけのつもりだったのに、いつの間にか話題はお正月そのものへ広がっていた。
気になる料理を見比べると、家族それぞれの好みが見えてくる

候補をいくつか見ていくうちに、選ぶ基準も少しずつ違ってくる。
「私は海老が入っているのがいい」
「この煮物、気になる」
「せっかくなら去年と違う料亭にしてみたいな」
一つを見ては、また別の候補へ。匠本舗に並ぶ全国の料亭や名店が監修したおせちは、それぞれ料理の組み合わせや見た目が違うから、「こっちも見たい」が自然と続いていく。
全員で最初から「これだね」と決めるのではなく、あれもいい、こっちも気になる、と行ったり来たり。
その迷う時間が案外楽しい。
「こういうの好きだったんだ」と家族の好みに気づくこともあれば、「これならみんなで食べられそう」と意見がそろう瞬間もある。
選んでいるのは一つのおせち。でも目の前ではもう、元日の食卓で誰が何を取るかまで話が進んでいる。
一つに決まるころには、もうお正月が楽しみになる

いくつかの候補を見比べた末、「今年はこれにしようか」と一つに絞る。
決まった途端、さっきまでの迷いは消えて、今度は食べる日の話が始まった。
「これ最初に食べたい」
「元日は朝からこれだね」
まだ重箱を開けてもいないのに、もう料理の取り合いまで想像している。
「じゃあ、それは早い者勝ちだね」。そんな話をしながら画面をもう一度見ると、さっきまで候補の一つだったおせちが、少しだけ身近に見えてくる。
毎年なんとなく決めていたおせちも、家族に一度聞いてみるだけで、選ぶところから年末の楽しみになる。
今年のおせちを考え始めたら、まずは家族に「今年はどれが食べたい?」と聞いてみる。いくつか候補を並べてみると、そこから思いがけず話が広がるかもしれない。まずは、今年の候補になりそうなおせちを眺めてみたい。