誰かと一緒にマカロンを食べるとき、「おいしいね」で終わることは多い。
そこにひとつだけ、「どんな味に感じた?」という質問を加えてみる。同じものを食べているのに、返ってくる答えは意外と違う。
「どんな味に感じた?」で、最初の印象を比べてみる

二人で同じマカロンをひと口食べて、少ししてから聞いてみる。
「最初、どんな味がした?」
自分は酸味を感じたのに、相手から返ってきたのは「少し苦い感じがした」という答え。同じ一粒を食べているのに、最初に気づいたところが違う。

このマカロンのチョコレートには、香りや酸味、苦味、コクなど、いくつかの味わいが重なっている。だからこそ、「甘い」「おいしい」だけでは終わらず、それぞれがどこを先に感じたのかを比べやすい。
「私は酸味だった」
「私は苦味かも」
違う感想を聞くと、次のひと口の感じ方も変わる

相手に「苦味」と言われてから、もうひと口食べてみる。
今度はさっきより、その味を探しながら食べている。
「あ、言われてみると分かるかも」
反対に、自分が感じた酸味を伝えると、相手ももう一度確かめる。どちらが正しいかを決めるのではなく、「私はこう感じた」「そっちはそこなんだ」と違いをそのまま比べる。
ひとつのマカロンでも、二人で言葉にしてみると、思ったよりいろいろな答えが出てくる。
次に誰かと同じマカロンを食べるときは、ひと口目のあとに「どんな味に感じた?」と聞いてみる。自分とは違う答えが返ってきたら、その違いも一緒に味わってみたい。