枕カバーを選ぶとき、いつもなら寝室に合いそうな色をひとつ決めて、そのまま揃えてしまうことも多い。
けれど、ピンク、ホワイト、グレーと並んだ色を二人で眺めていると、少し選び方を変えてみたくなる。
「どれがいい?」
そんな一言から、それぞれの枕の色を決めてみる。
それぞれ好きな色を選んでみる

「私はグレーかな」
先にひとつ選ぶと、隣から「じゃあ、こっちはホワイト」と返ってくる。
寝室全体に合う色を相談するのではなく、今日は自分が毎晩使う枕の色を、それぞれで選ぶ。たったそれだけなのに、「そっちを選ぶんだ」と、普段はわざわざ話さない好みが少し見える。
「ピンクも意外とよさそう」
「でも、私はこっち」
候補を見比べながら交わすのは、そのくらいの短い会話で十分だ。
二人とも好きな色をひとつずつ選べば、それで決まり。
色違いの枕を並べると、二人の好みが見えてくる

選んだ枕カバーをかけて、ベッドの上に二つ並べてみる。
片方はグレー、もう片方はホワイト。同じ形の枕なのに、色が違うだけで「こっちが私の」と自然に目が向く。
使っているのは、同じ素材・仕様で色違いになっている枕カバー。使うもの自体は揃えながら、それぞれ好きな色だけを選べる。
二つ並んだところをあらためて見ると、全部を同じ色にしなくても、寝室には自然に馴染んでいる。
「並べると、こっちでよかったかも」
選んでいるときよりも、実際にいつものベッドに置いたときのほうが、その色が自分たちのものらしく見えてくる。
毎晩使うものに、それぞれの好みを残す

夜になれば、特別に意識することもなく、それぞれ自分の枕を使う。
朝になればベッドを整え、また二つの色が並ぶ。
大きく模様替えをしたわけでも、新しい飾りを増やしたわけでもない。ただ、毎日使うものを同じ色で揃えなかっただけだ。
それでも、ふとベッドを見ると「これは自分が選んだ色だった」と分かる。
寝室を一緒に使っていても、全部を同じにしなくていい。
次に枕カバーを選ぶときは、寝室に合う一色だけではなく、「自分ならどれにする?」と色を眺める時間も少し楽しめそうだ。
一緒に暮らす相手と、「自分なら何色?」と話してみるところからでもいい。