寝室を明るくやわらかな雰囲気にしたい。けれど、眠るときの暗さも大切にしたい。
そんなとき、カーテンの色を少し違う視点で選んでみると、寝室づくりの幅が広がってくる。
淡い色を合わせて、明るい寝室に整える

ベッドまわりを眺めながら、カーテンの色を考える。壁は明るめ、床は落ち着いた色。そこにいつも使っている寝具を合わせてみると、濃い色よりも、もう少しやわらかな色が似合いそうに思えてくる。
候補はアイボリー、ベージュ、グレー、コーラル。寝具の近くで見比べてみると、同じ淡色でも部屋の印象は少しずつ違う。
今回は、まわりの色となじむ一色を窓辺へ。カーテンを閉じても濃い色が大きな面を占める感じがなく、柔らかな杢調も寝室の中へ自然に溶け込んでいる。
「遮光カーテンなら、もっと濃い色を選ぶものだと思っていた」
そんな思い込みを外してみると、機能だけでなく、好きな寝室の雰囲気から色を考える楽しみも見えてくる。
夜はカーテンを閉めて、しっかり暗さをつくる

夜。ベッドへ入る前に、淡い色のカーテンを窓いっぱいに閉じる。
昼間は軽やかに見えていた窓辺も、カーテンを閉めると室内は眠る時間らしい暗さに包まれた。淡い色を選んでも、きちんと光を遮ってくれる。その違いを実際に目にすると、見た目の好みと眠るときの暗さを別々に考えなくてもよさそうだと思えてくる。
明るい寝室にしたいから淡色を選ぶ。でも、夜はきちんと暗くしたい。どちらも欲しいと思っていたことに、ここであらためて気づく。
それなら次に選ぶときは、「遮光できそうな色」よりも、「この部屋に置きたい色」から考えてみてもいい。
明るさと遮光性、どちらも選べると気づく

翌朝、カーテンを開けると寝室に自然光が戻ってくる。
窓の両側に寄せた淡いカーテンは、寝具や壁の色と一緒に見ても重たい印象にならない。夜には暗さをつくっていたカーテンが、朝には部屋の明るい雰囲気になじんでいる。
寝室に必要な機能を考えることと、好きな色を選ぶこと。その二つを分けて考えなくてもいいのかもしれない。
夜の暗さまで確かめたあとでは、淡い色のカーテンも、見た目だけで選ぶものではなくなっていた。
自分の寝室を見渡したら、まずは寝具や壁、床の中から、好きだと思える色を一つ拾ってみる。そこからカーテンの色を考えてみると、淡色でつくる寝室のイメージも少し具体的になってくる。