休日の夕食。食卓に何種類ものフライが並ぶと、いつもより少しだけ選ぶ時間が長くなる。
「どれから食べる?」そんなひと言から、今夜は家族で食べ比べてみることにした。
7種類のフライが並ぶと、夕食が食べ比べに変わる

皿の上には、コロッケやカニクリームコロッケ、メンチカツ、トンカツ、ヒレカツ、ビフカツなど、形も中身も違うフライが並んでいる。
一箱に7種類。今日はひとつに決めなくていいと思うと、自然に「まずどれにする?」と選ぶところから夕食が始まる。
「これ、何だっけ」
「私はこっちから食べたい」
それぞれが手を伸ばす先も少しずつ違う。普段なら一種類をみんなで食べて終わるところが、今日は次に何を選ぶかまで楽しみのひとつだ。
全部を同じ順番で食べる必要もない。気になったものからひと口ずつ。いつもの夕食なのに、目の前に選択肢があるだけで、自然と食卓に話題が増えていく。
食べて話すうちに、家族それぞれの好みが見えてくる

ひと通り味わってみると、だんだん好みが分かれてくる。
「やっぱりコロッケが好き」
「私はメンチかな」
「ビフカツ、思っていたより好きかも」
誰かのひと言を聞いて、もう一度同じものを食べてみたくなることもある。自分では選ばなかったものを家族が気に入っていると、それも少し気になる。
何種類か食べているうちに、味の違いより先に「誰が何を好きか」のほうが気になってくる。いつも一緒に食事をしていても、何が好きかを改めて聞く機会は意外と少ない。
「それを選ぶんだ」という小さな発見が続いて、皿の上の残り方まで人それぞれになっていく。
最後に「今日の一番」を選んでみる

食事が終わりに近づいたら、ひとつだけ決めてみる。
「今日の一番、どれ?」
迷わず答える人もいれば、最後まで二つで悩む人もいる。最初に気になっていたものとは別のフライを選ぶことだってある。
全員の答えが同じでなくてもいい。むしろ、「コロッケ派」「メンチ派」「ビフカツ派」と分かれたほうが、もうひと盛り上がり。
今度はどれを最初に食べるか。今日選ばなかったものをもう一度試すか。夕食が終わったあとにも、少しだけ話の続きが残る。
家族で食べ比べるなら、まずは7種類の中身を見てみよう。