寝室の雰囲気も、いつもの枕もそのまま。変えるのは、毎晩頬や髪が触れる枕カバーだけだ。
大がかりに寝具を見直すほどではないけれど、少しだけ違うものを試してみたい。そんな気分で、シルクの枕カバーと一週間を過ごしてみる。
いつもの枕に、シルクの触れ心地を足してみる

最初の夜、普段使っている枕にSILQAの枕カバーをかける。
66×47cmのゆったりしたサイズなので、枕そのものを替える必要はない。見慣れたベッドの上で、枕の表面だけがすっと光を含んだように見える。
横になって頬をつけると、まず気づくのは触れ心地だった。生シルクの表面はなめらかで、いつもの枕なのに、顔を預けた瞬間だけ少し新しい。
「変えたのは、ここだけなんだよな」
寝室を模様替えしたわけでも、新しい寝具を一式そろえたわけでもない。それでも、眠る前の数秒に自然と意識が向く。何気なく頭を置いていた場所を、今日は少し確かめながら使ってみたくなる。
数日使うと、寝返りの感触まで気になってくる

二日目、三日目になると、初日の「新しいものを使っている」という意識は少し薄れてくる。
そのかわり、横を向いたときや寝返りをしたときに、枕の表面をふと意識する瞬間が増えていく。頬が触れる位置が変わったとき、髪が枕の上を動いたとき。「今の感じ、昨日も気になったな」と思い出す。
同じ枕で毎晩過ごしているから、昨日までの感触との違いも自分の中で確かめやすい。
特別に何かを記録しなくてもいい。ベッドに入ったとき、横を向いたとき、朝起きて枕から頭を上げるとき。そのたびに、素材の違いを少しだけ拾っていく。
気づけば、今までほとんど意識していなかった「枕に触れる瞬間」を、毎晩ちょっと楽しみにしている。
一週間後、枕カバーだけ替える気軽さに気づく

一週間経っても、枕は最初の日と同じものだ。ベッドも、眠る時間も、いつものまま。
最初は少し新鮮だったシルクの触れ心地も、今では眠る前に自然と頬を預ける、いつもの感触になりつつある。
寝具を変えるとなると、枕を選び直したり、マットレスを見直したりと、つい大ごとに考えてしまう。でも実際には、毎日触れる一か所だけを替える選択もある。
「全部じゃなくていいなら、ほかにも試せることがありそうだ」
そんなことを考えながら枕を見ると、暮らしを変える方法が少し小さく見えてくる。大きく整え直すのではなく、気になったところだけ素材を替えて、何日か付き合ってみる。
そのくらいの気軽さなら、次の一週間にも持ち込めそうだ。
今使っている枕はそのままに、枕カバーだけ素材の違うものへ替えて、一週間寝てみる。まずは今夜、いつもの枕に触れる感覚がどう変わるか確かめてみたい。