同じワンピースで月に一度、妊娠から産後までの「わたしの変化」を写真に残す

自宅のソファで、ピンクベージュのビスチェ風ワンピースを着た妊娠中の女性が、同じ服で撮った複数の自分の写真をスマートフォンで見返している。

今日は少しお腹が目立つ気がして、鏡の前でなんとなく足が止まった。

特別に写真を撮るつもりだったわけではない。でも、せっかくだから一枚だけ。いつも着ているワンピースのまま、窓の近くに立ってスマートフォンを向ける。

きちんとしたマタニティフォトではない。部屋もいつものまま。それでも、こういう何気ない一枚を、月に一度くらい残してみるのもよさそうだ。

いつものワンピースで、今日の自分を一枚残す

自宅の窓辺で、ピンクベージュのビスチェ風ワンピースを着た妊娠中の女性が、少し離して置いたスマートフォンで自分の姿を撮ろうとしている。

最初の一枚は、自宅のリビングで撮った。

カメラに向かって少し横を向いてみる。何枚も撮り直すほどではなく、「これでいいかな」と思える一枚を残して終わり。翌月も同じワンピースを着た日に、ふと思い出してもう一枚撮った。

場所は同じでなくてもいい。近所へ出かける前の玄関先だったり、休日の昼間に窓辺だったり。その月の暮らしの中で、撮れそうなときに一枚だけ。

しばらくすると、スマートフォンの中に、同じワンピース姿の写真が少しずつ増えていった。

写真を並べると、同じ一着だから変化が見えてくる

自宅のソファで、同じワンピース姿の複数月の写真が並ぶスマートフォンを持ち、妊娠中の女性が画面を指して見比べている。

何か月か分を並べてみると、最初に目に入るのはやはりお腹の違い。

けれど、よく見るとそれだけではない。

ある月はウエストを少し絞っていて、次の月はゆったり。ドローコードの加減が違うだけで、同じワンピースでも輪郭が少し変わって見える。

「この頃はこんなふうに着てたんだ」

一枚だけなら気に留めなかった違いに、指を止める。

立ち方や手の置き方、髪型、その日に合わせた靴。服は同じなのに、写真の中の自分は少しずつ違う。

次の一枚へ指を滑らせると、また別の違いが目に入った。

産後まで続けると、何気ない写真がひと続きの記録になる

自宅の姿見の前で、同じピンクベージュのビスチェ風ワンピースを着た女性が全身の着こなしを確認し、近くのスマートフォンで写真を撮ろうとしている。

産後、久しぶりにそのワンピースを着た日にも一枚撮ってみる。

妊娠中とはまた違う着こなし。ウエストの絞り方を変えて鏡を見てから、いつものようにスマートフォンを構える。

あとで妊娠中の写真と並べてみると、そこには同じ服を着た自分が何人も並んでいる。

大きくなっていくお腹も、産後の一枚も、そのときの部屋や外出前の景色も一緒に残っていた。

華やかな撮影ではない。でも、何げなく撮った写真が続いているからこそ、「この頃はここで撮ったな」「この日はこれから出かけたんだっけ」と、その周りの時間まで思い出せる。

一着の服が、写真の中で小さな目印になっている。

今よく着ている服があるなら、次に袖を通した日に、今日の自分を一枚だけ残してみる。

その一枚が、何か月か後には少し違って見えるかもしれない。