誕生日や結婚記念日、家族が増えた年。写真はいつものように撮るけれど、「今年は少し違う形でも残してみたい」と思う日がある。
そんな節目に、似顔絵を一枚。写真とは少し違う残し方をしてみると、その一枚をあとから眺める楽しみも生まれてくる。
節目の日の家族を、似顔絵で一枚残してみる

今年の誕生日は、家族みんながそろった写真を選んで似顔絵にしてみた。
完成した一枚には、今の家族の人数も、そのときの髪型も、なんとなく似ている表情もまとまっている。写真とはまた違って、「この頃のわが家」が一枚の作品になったようで、ふと目が止まる。
「これ、リビングに置いてみようか」
棚に置いてみると、記念日が過ぎたあとも、部屋を通るたびにふと目に入る。
昔と今を並べると、わが家の変化が見えてくる

新しい似顔絵を飾ろうとして、以前に作った一枚を隣に置いてみる。
数年前は夫婦二人。今は子どもも一緒に描かれている。
「このとき、まだこんなに小さかったんだ」
写真アルバムを開くときとは少し違う。二枚が並んでいるだけで、増えた家族や変わった表情が自然に目に入る。
髪型が違う。子どもの顔つきも少し変わった。並び方まで、その年らしい。
「前は二人だったんだね」
そんなことを話しながら、もう一度古い一枚へ目を戻す。
「残したい年」に少しずつ増やす楽しみ方

毎年きちんと作らなくてもいい。
結婚した年、家族が増えた年、節目の誕生日。「今年は残しておきたいな」と思ったときに、一枚ずつ増やしていく。
次の一枚が増えたら、今ある二枚の見え方も少し変わりそうだ。「この頃はこんな感じだったね」と話すきっかけも、また一つ増える。
壁や棚に一枚ずつ増えていけば、並んだ似顔絵そのものが、わが家の時間を見返すきっかけになっていく。
これから迎える家族の予定を、少しだけ思い浮かべてみる。
その中に「この日は一枚残しておきたい」と思う記念日があるか、ひとつ探してみたい。