スマホの中には、つい増えていくうちの子の写真。たまに見返すのも楽しいけれど、その中の一枚が、いつもの部屋にあったらどうだろう。
大きく模様替えをしなくても、壁や棚の一角に一枚加えるだけ。まずは、いつも目にする場所に飾ってみる。
いつもの部屋に、うちの子の一枚を飾ってみる

リビングの棚の上、デスクの横、玄関を入ってすぐの壁。毎日何度も目にする場所をひとつ選んで、うちの子のキャンバスを飾ってみる。
いつもスマホで見ていた写真が、布地を張ったキャンバスにデジタルアートとして描かれていると、置いたときの雰囲気が少し違う。
写真立てをひとつ増やしたというより、一枚の絵が部屋に加わったような感じ。
「ここ、意外といいかも」
少し離れて眺めたり、棚の小物を横へずらしたり。それまで特に気にしていなかった一角へ、つい目が向く。
ふと目に入るたび、うちの子を見る楽しみが増えていく

飾ったことを忘れているくらいの頃に、その一枚は不意に目に入る。
飲み物を取りに立ったとき。仕事の途中で顔を上げたとき。帰ってきてバッグを置いたとき。
わざわざスマホを開いて写真を探すわけではない。ただそこにあるから、ふと見る。
ちょっと不機嫌そうな顔だったり、よく知っているお気に入りの表情だったり。そのたびに一瞬だけ視線が止まる。
「やっぱり、この顔好きだな」
数秒眺めたら、またいつものことへ戻る。それくらいがちょうどいい。
何もなかった一角が、好きなものを眺める場所になる

数日たつと、キャンバスだけでなく、その周りまで少し違って見えてくる。
何も置いていなかった壁や、なんとなく物を並べていた棚が、「好きなものを飾る場所」として目に入るようになる。
写真はスマホの中にたくさんある。でも、その全部を飾らなくてもいい。
よく見る一枚が、いつもの場所にある。それだけで十分なのかもしれない。
次に写真を見返したときも、「これは保存しておこう」だけではなく、「これも飾ったら似合いそう」と、少しだけ見方が変わる。
家の中を見渡して、うちの子の姿が一枚あったら自然に目に入りそうな場所を、ひとつだけ探してみる。