スマホの写真を見返していると、きれいに撮れた一枚より、なぜか何度も目に留まる写真がある。
表情はとても好き。でも、後ろにはケージや生活用品。飾る写真を選ぶなら、もう少し背景がすっきりしたもののほうがいいかな、とそのままにしていた一枚だ。
そんな写真も、少し違う基準で見てみると、候補から外すには惜しく思えてくる。
背景よりも、「この表情が好き」で写真を選んでみる

スマホの画面をゆっくりさかのぼっていると、一枚の写真で指が止まった。
こちらを見ている顔が、なんともその子らしい。少し力の抜けた目元も、口元の感じも好きだ。
ただ、背景にはいつものケージと生活用品がしっかり写っている。
「これ、顔はすごく好きなんだけどな」
写真として見れば、もっとすっきり撮れたものはほかにもある。それでも何枚か見比べているうちに、また戻ってくるのはこの写真だった。
「やっぱり、この顔が好きなんだな」
背景が惜しかった一枚が、「飾りたい一枚」に変わる

選んだ写真は、気になっていた背景の写り込みについて相談しながら、デジタルアートに仕上げてもらうことにした。

元の写真で目についていた生活用品が整理されると、自然と視線がその子の表情へ向かう。
「あ、この顔が好きだったんだ」
撮ったときの部屋の様子まで、そのまま飾る必要はない。好きな表情を残しながら、飾りたい形へ整えるという選び方もできる。
背景が気になって候補から外していた一枚が、今度は「これを飾りたい」と思える一枚になっていた。
スマホの中にある写真を見返すなら、背景や撮れ方はいったん脇に置いてみる。
「この表情が好き」
その基準だけで一枚選んでみると、今までとは少し違う写真が目に留まるかもしれない。