予定を詰め込まない休日。ソファに座って、家族で似顔絵作家の作品を眺めてみる。
「これ好き」「これはちょっと違うかも」そんなひと言から、思いがけず会話が続いていく。
似顔絵の作風を見比べながら、家族のお気に入りを探す

画面に並ぶのは、同じ「似顔絵」でもずいぶん雰囲気の違う作品たち。写真に近いリアルなタッチもあれば、表情や特徴を大胆にとらえたユニークな一枚もある。
これだけ作風が違うと、ひとりに決める前に、まずはみんなで見比べてみたくなる。
「私はこれが好き」
「こっちも面白くない?」
最初は絵そのものを見ていたはずが、いつの間にか「自分たちならどう描かれるだろう」と想像している。まだ誰に頼むかも決めていないのに、もう十分に盛り上がっている。
「誰っぽい?」を話すうちに、それぞれの見え方が分かってくる

何枚か見ているうちに、今度は作風と家族の顔が頭の中で重なってくる。
「これはお父さんっぽい」
「え、私はこっちだと思う」
同じ人を見ているのに、選ぶ絵は違う。その理由を聞くと、「こういう表情をよくするから」「このちょっとおかしい感じが似合いそう」と、それぞれが普段どこを見ているのかまでちらりと見えてくる。
どの絵が上手いかを決める話ではなく、「その人らしいのはどれか」を話す時間。好みが合わなくても、それがむしろ面白い。
一人ずつ選んでみると、「自分たちらしい絵師」が見えてくる

ひと通り眺めたところで、それぞれ一人だけ選んでみる。
せーので画面を見せ合えば、同じ作家を選んでいるかもしれないし、きれいに意見が分かれるかもしれない。どちらでも話は続く。
「やっぱりこれがうちらしくない?」
「私はまだこっちも捨てがたい」
まだ似顔絵は完成していないのに、「誰を選ぶか」を話した時間まで、あとで思い出せそうだ。誰に描いてもらうかを相談するところから、もう休日の楽しみは始まっている。
気になる作風を家族やパートナーと眺めながら、「自分たちらしい」と思える絵師を探してみる。どんな作風があるのか、実際に見比べてみたくなるはずだ。