結婚式の準備で、ふたりの「似顔絵のテイスト」を一緒に決める

自宅のテーブルで、ふたりがノートパソコンに並ぶ複数の似顔絵作品を見比べている。

結婚式の準備をしていると、決めることが少しずつ増えていく。招待状、装花、席次、ウェルカムスペース。似顔絵のウェルカムボードも、その中のひとつとして「そろそろ決めようか」と話題にのぼる。

とりあえず候補を見てみようと、ふたりで画面をのぞき込む。最初は、それくらいの始まりだった。

似顔絵を見比べると、ウェルカムボードの雰囲気が見えてくる

ふたりがノートパソコンの画面をのぞき込み、テイストの異なる似顔絵作品を比べている。

最初に目に入ったのは、やわらかな線で描かれた、かわいらしい似顔絵だった。

「こういう感じ、結婚式っぽいね」

そのまま次の作品を見る。今度は表情が少し大げさで、見ているだけでふっと笑ってしまうような一枚。

「こっちもいいな。ちょっと面白い感じ」

さらに見ていくと、色数を抑えた落ち着いた雰囲気の作品も出てくる。同じ“ふたりの似顔絵”でも、画風が違うだけで、ウェルカムボードから受ける印象までずいぶん変わる。

最初は「似ている絵を選ぶ」くらいに考えていたのに、いつの間にか見ているのは線のやわらかさや色づかい、表情の描かれ方。

「会場に置くなら、どんな感じが合うかな」

選ぶ基準が、少しだけ具体的になってくる。

「かわいい」「ちょっと面白い」を言い合って、ふたりの好みを探す

ふたりがノートパソコンに表示された別々の似顔絵作品を指しながら話している。

作家ごとの作品をいくつか見比べていると、好みがぴったり重なるものもあれば、意外と分かれるものもある。

「私はこれが好き」
「え、そっちなんだ。僕はこっち」

そんなやり取りも、しばらくすると面白くなってくる。

片方が選んだ作品をもう一度見直して、「たしかに、この表情いいね」と言ったり、自分では選ばなかったテイストが少し気になってきたり。

「これ、私たちらしいかな」
「こっちのほうが、いつもの感じじゃない?」

作品について話しているはずなのに、いつの間にか、ふたり自身の雰囲気にも目が向いている。

選ぶ時間まで、結婚式準備の思い出になっていく

ふたりがノートパソコンに大きく表示した一つの似顔絵作品を並んで確認している。

いくつか候補を残したところで、最初に見た作品へ戻ってみる。

さっきは気にならなかったものが、今見ると少し違って見える。たくさん比べたあとだからこそ、「やっぱり、このくらいのやわらかさが好きかも」と分かることもある。

「じゃあ、これを残しておこうか」

ひとつ候補が決まったあとも、さっき見ていた別の作品をもう一度開いて、「これも結構好きだったね」と少し笑う。

完成した似顔絵を当日飾るだけでなく、「どれが好き?」と画面を見せ合った時間も、結婚式準備のひと場面として残りそうだ。

まずは、似顔絵作家の作品をいくつかふたりで眺めて、それぞれ「これが好き」と思う一枚を選んでみる。

同じものを指すか、まったく違うものを選ぶか。その答えを見るところから、ウェルカムボード選びを始めてもよさそうだ。