赤ちゃんが眠ったあと、ふと寝顔をのぞき込む時間。いつものことだから、特別に何かを話すわけでもない。
でも二人で同じ寝姿を見ていると、ときどき片方が気づいていた小さな変化が、自然と言葉になる。
「最近こっち向きが多いね」寝姿から始まる小さな気づき

眠っている赤ちゃんのそばで、夫婦が並んで寝姿を眺める。
「最近、こっち向きが多いね」
何気ないひと言に、もう一人も顔の向きを見直す。
「たしかに。昨日もそうだったかも」
毎日見ているはずなのに、自分だけでは気に留めていなかったことがある。反対に、自分は何となく気づいていたけれど、口にするほどでもないと思っていたこともある。
二人で同じ寝姿を見ていると、それぞれが何となく気づいていたことが、ぽつぽつと言葉になっていく。
「最近こうだね」と、ひと言交わすくらい。その気軽さがちょうどいい。
枕の調整を話すうちに、赤ちゃんの「最近」が見えてくる

寝ている向きの話をしていると、視線は自然と赤ちゃんが使っている枕にも向く。
「そろそろ高さ、変えてみる?」
前後左右や高さを調整できる枕なら、そんな問いかけも、目の前の寝姿を見ながらできる。
どちらかが一方的に決めるのではなく、「今はこっちを向くことが多いから、どうしようか」と二人で考えてみる。

枕を調整する話だったはずなのに、気づけば「最近はこの向きが好きみたい」「前よりこっちを見ることが増えたね」と、赤ちゃんの最近の様子を話している。
枕をどうしようかと考えることが、いつの間にか「最近どう?」を話すきっかけになっていた。
次に赤ちゃんが眠っているときは、二人で少しだけ寝姿を眺めてみる。
「最近、何か変わったかな」
そんなひと言から、その日に気づいたことを一つだけ話してみるのもよさそうだ。